【合格体験談】国家一般職試験の面接(官庁訪問)

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国家一般職 面接対策

今回は、私が実際に体験したある官庁(出先機関)の官庁訪問についてお話ししていきたいと思います。

官庁訪問の詳しい説明は、以前の記事でご紹介しましたので、気になる方はチェックしてみて下さい。

【国家一般職】官庁訪問について解説!【官庁訪問の併願数は?】
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官庁訪問は、例年ですと8月中旬から下旬にかけて行われます。

しかし、官庁訪問に参加することはもちろん、その前に行われる各官庁が主催する個別業務説明会にも参加する必要があります。

なぜなら、この個別業務説明会から事実上選考を始めている官庁があるからです。

官庁によって個別業務説明会の回数は異なるため、なるべく多くの説明会に参加することをおすすめします。

個別業務説明会の出欠は、ほぼ確実にチェックされています。

私自身、内々定を頂いた官庁(出先機関)の個別業務説明会には参加をしていました。

そのため、今回は一次試験合格からの流れを順に話していきたいと思います。

個別業務説明会

 7月中旬

会場到着

席について訪問カード(履歴書みたいなもの)を書きました。

この訪問カードは、後々選考に関わってくるので、よく考えてしっかりと書くことをお勧めいたします。

ですから、説明会の開始時間ギリギリに到着してしまっては、じっくり考えながら書くことが出来ません。

説明会は、会場になるべく早めに到着するようにしましょう。

訪問先の官庁があらかじめ訪問カードなるのものを自宅で印刷して記入してくるよう連絡してくれていれば問題ないのですが、説明会の会場に到着し、席に着いてから書くように言われる官庁もあります。

それは採用する官庁や同じ官庁でも地域によって異なるため、説明会には早めに入場するに越したことはないと思います。

②全体での業務説明

全体の説明が簡単に行われました。

③グループ質問会

その次にの1グループ6人程度に分けられ、1グループにつき職員2名と質問会が開催されました。

職員の方の簡単な自己紹介の後は、受験者からの質問時間となりました。

受験生は、あらかじめ用意してきた質問や職員の方が自己紹介の中で話された内容を中心に質問していました。

このとき、人事課の採用担当者も後ろの方で質問している受験生の様子をチェックしていました。

質問会は、質問を積極的にし、志望度の高さをアピールしておいた方が良いでしょう。

説明会当日は、緊張して質問が思いつかないことがあるので、あらかじめ気になることをリスト化して、質問する内容を決めておいた方がいいと思います。

④個別質問会

質問会が終わると次に個室へ案内され、職員1人とマンツーマンで質問という流れになりました。

ここでは、説明会では聞きづらいような質問も受け付けることを告げられました。

このような機会は、なかなかないので、自分の中の疑問点を解消するような少し踏み込んだ質問もしました。

質問することがないと、せっかくの時間がもったいため、あらかじめ質問をいくつも用意しておいた方が良いと思います。

ここで様々な視点の質問ができると志望度の高さのアピールにも繋がり、採用担当者に好印象を与えることが出来るかもしれません。

官庁訪問当日(出先機関)

8月下旬

会場到着

待機室へ案内されたのち、職員と談笑を軽くしました。

談笑と見せかけて実は選考が始まっているのではないかという噂もあり、少し警戒をしていました。

案の定、ある程度私と話したのち、長めのメモをしていたので、何か評価されていたのではないかと思いました。

いずれにせよ気を抜くことなく、笑顔を忘れないことが大切です。

1回目 個別面接(15分程度)

面接官(係長クラス):受験者=1:1

質問内容

  1. 併願状況はどうなっているか?
  2. この官庁の志望順位は?
  3. 志望動機は?
  4. 説明会でどのような部署に興味を持ったか?
  5. 長所は?
  6. 趣味は?
  7. 休日の過ごし方は?

感想

終始和やかで、選考には関係がないことを告げられましたが、気を抜かずに臨んだ方がいいと思いました。

2回目 個別面接(20分程度)

面接官(管理職クラス):受験者=3:1

質問内容

  1. 志望動機を教えて下さい。
  2. この官庁の志望順位は?
  3. この官庁に興味を持ったきっかけは?
  4. アルバイトで一番大変だったことは?
  5. 大学での専攻分野とその内容を教えて下さい。
  6. ゼミ以外で他に大学生活で頑張ったこと
  7. アルバイトの仕事で気を付けていたことは?
  8. ゼミやサークルでのあなたの役割は?
  9. 最後に言い残したことはありますか?

感想

質問自体は、特段難しいものではなく、むしろどこの試験種でも聞かれるような質問ばかりでした。

しかし、2回目は1回目と異なり少し緊張感のある面接でした。

質問した面接官以外の面接官から、私が答えた内容に対して突っ込まれることがありました。

しかし、動揺することなく、落ち着いて答えれば、面接官もそれ以上は深く掘り下げてくることはありませんでした。

冷静に受け答えすれば問題はないと思います。回答する際は、常に笑顔を忘れず、相手の目を見て話せば問題ありません。

面接後、別室に呼ばれ内々定を頂きましたが、他の官庁と迷っていたこともあり、「今日中には返事をします」とお答えし帰宅しました。

官庁訪問における面接の回数は、各官庁によって異なります。

本省は、1回で面接が終わるといったケースはほとんどなく、多ければ10回以上の面接がある官庁も存在します。

一方、出先機関は1回~5回程度と面接回数は少ない傾向にあります。

各地方に存在する出先機関の採用面接は、少ないところで2回〜3回、多くても5〜6回が一般的です。ボリュームゾーンは、2〜4回でしょう。

下記の通り、その他にも官庁訪問の面接についてご紹介している記事が複数ございますので、ぜひご覧になってください。

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