専門記述試験の科目と採点基準

専門記述
専門記述 筆記対策

私は、2月の下旬から専門記述の対策を始めました。

あまりは早くから専門記述の対策を始めてしまうと、その科目の学習が不十分であったり、せっかく覚えた内容を忘れてしまう可能性があるからです。

試験本番の2か月前までには勉強を開始した方が良いかと思います。

専門記述試験は、裁判所と国家専門職の主に2つの試験種で出題されます。

試験科目

裁判所は、憲法から出題されます。

国家専門職試験は、国税専門官、財務専門官、労働基準監督官からどの職種を受験するかによって出題科目は違います。

裁判所一般職

・憲法1科目必答

国税専門官

・憲法・民法・経済学・会計学・社会学

5科目から1科目選択

財務専門官

・憲法・民法・経済学・会計学・社会学

5科目から1科目選択

労働基準監督官

・労働法・労働事情

2科目必答

【参考】私が選択した科目

私は、経済学をメインとし、サブ科目に憲法を選択しました。

なぜなら、比較的国税専門官の志望度が高く、裁判所も志望していたからです。

国税専門官の5科目のうち経済学を選択した理由は、国税の中では、経済学が一番簡単であると考えたからです。

経済学は、それぞれの単元の大枠を捉えることができていれば、解くことができます。

特に国税専門官、財務専門官の経済学は、出題形態が誘導型(小問に分かれている)ので、しっかりと解法のプロセスを理解している人にとっては解きやすい科目であると言えます。

小問に分けて問われるので出題テーマは、ストーリーが長いところが狙われやすいです。

そのため、経済学は、出題テーマを予想しやすい科目なのです。

例年では大体、小問が3つに分けて問われることが多く、小問2問をしっかりかけていれば、ボーダーに引っかかるといえるでしょう。

経済学を苦手としていない受験者の方は、専門記述での経済学はお勧めです。

次に 専門記述試験の予想される採点基準を紹介していきます。

採点基準

専門記述は100点満点で評価されます。

あくまで目安ですが、合格点(ボーダーライン)の目安は、60点~70点程度です。

採点は、大体平均点が50点になるように採点されるようです。

つまり、難しい論点は書けていなくても、基本事項がしっかりと掛けていれば合格できるといえます。

足きりは30点です。

専門記述の採点は、一人の採点者が採点するわけではなく、何人もの採点者が採点し、総合的に採点されるようです。

おそらく採点者によってつける点数が異なってくるからではないでしょうか。

見られるポイント

内容(大体8割)

キーワードが入っているかどうか、適切な論理展開であるか

体裁(減点方式)

誤字脱字、字が丁寧か

③裁量(大体2割)

他の受験者と比較し、より詳しい説明や分かりやすい説明

この3点が考えられます。(※あくまで参考です)

専門記述試験は、採点方法が明確に公表されているわけではありません。

ただし、公務員試験はあくまで就職試験という一面も持っています。

また、専門記述は二次試験として課されるということもあり、公務員としてふさわしい人物であるかという点で、このような評価方法が採用されているのではないかと推測されます。

ぜひ参考にしてみて下さい。

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