国税、国家一般に引き続き、今回も私の公務員試験の面接体験を紹介していきます。
今回は、裁判所一般職の面接試験を紹介していきます。
裁判所一般職の面接は、一度きりです。
筆記試験後に合格者発表があり、面接試験の案内が来ます。
そこから面接カードを書き、期日までに提出します。
裁判所一般職の特徴の1つとしては、面接カードをあらかじめ提出する点です。
面接試験までに試験官が提出された面接カードをチェックして、質問するポイントを考えておくようです。
私が面接を受けたとき、面接官の手元にある私の面接カードが少しだけ見えたのですが、何やら試験官がチェックしたような痕跡がありました。
より重点的に深堀する内容を準備していたようでした。
筆記試験の評価と面接試験の総合評価から最終合格者が決まります。
面接前の控室
待合室に同じ時間帯に面接を受験する受験生が数人が座り、一人ずつ担当者から名前を呼ばれ面接室へ案内されました。
面接室の前にある一人掛けの椅子に座り、前の受験者の面接終了まで待機していました。
前の受験者が終了後しばらくしたらベルが鳴り、面接室に入室することになります。
受験生は、面接が終わり次第帰宅していきます。
面接の形式
面接官3人に対して受験者1人の個別面接形式で行われます。
私の面接では、面接官は男性職員2人、女性職員1人で構成されていました。
年齢層は、40代~50代の係長から課長級の職員でした。
面接時間
1人30分程度です。
私は、50分弱かかりました笑。
面接を終えた後、簡潔に受け答えができなかったため、時間が長引いてしまったのだと落ち込んでいましたが合格していました。
私とは対照的に25分未満と短めの友人も合格していたので、面接の時間は関係ないと思います。
面接の評価
A、B、C、Dの4段階で評価されます。
D評価は、足切りで不合格となってしまいます。
裁判所は面接試験の配点が高いため、特に面接重視です。
私も筆記試験は、結果が悪く、最終合格は難しいだろうと思っていましたが、面接の評価が思いのほかよかったため、筆記試験から順位を大幅に上げ、最終合格順位は上位10%以内に入ることができました。
裁判所に限りませんが、ほんとに面接試験は大事です。
面接の雰囲気
穏やかな雰囲気の面接でした。
3人の面接官が役割分担をしているようで、各内容ごとに質問を行う面接官が分かれていました。
面接官1人ひとり質問をあらかじめ決めて役割分担をしているように感じました。
長所や短所を聞く担当の面接官や学生時代頑張ったことを聞く面接官、志望動機を聞く面接官と一つ一つ面接官が交代して質問をされました。
私の受け答え一つ一つに対して鋭く深掘りされた印象でした。
面接官が納得のいく返答することができなかった場合には、同様の質問を2、3回されます。
自分の身の回りの人から言われた自分の人柄を表す言葉を話の中に盛り込むと好印象であったように思います。
面接の終盤、面接官から注意を受けたこともあり、落ちてしまったと思っていましたが、結果は良かったため、取り乱すすことなく真摯に受け答えすれば、十分合格する可能性はあると実感しました。
基本的には面接カードのこと以外からは質問されませんでしたが、
面接カードに書いたエピソードについて、なぜその行動をとったのかをしっかりと説明できると良いです。
適性試験
適性試験はありませんでした。
質問の内容(私の体験談)
以下裁判所一般職の面接で聞かれた質問を記憶している限りです。が紹介していきます。
- 緊張しているか
- 裁判所に来るのは初めてか?
- 志望動機
- いつから裁判所を志望したか?
- なぜ公務員になろうと思ったのか?
- 民間企業と公務員の違いは?
- アルバイトについて
- どのようなことをしたのか
- なぜそのアルバイトをしたのか?
- 具体的にどのようなことをしたのか?
- 教えることが好きか、それとも教わることが好きか?
- クレーム対応は慣れているか?
- 理不尽なことを言う人もいると思うがどのように対処するか?
- あなたの長所は?
- あなたの短所は?
- その短所はどのように対処しているか?
- もし裁判所職員としてミスをした場合どのように対応するか?
- 併願先は?
- 転勤があることは知っているか?
- 交通違反歴はあるか?
- 健康ですか?
- 質問はあるか?
覚えている限りの質問は20問程度ですが、実際は30問以上質問を受けた印象です。
というのも、一つの話題に対して具体的に「何をした?」「何を考えた?」「どう思った?」など深くそれを聞く質問を何度も受けたためです。
自分がそのエピソードの中でした行動について自分なりに分析し、準備しておくことをお勧めします。