私が現役時代、実際に公務員試験対策のために使用していた参考書や過去問集を改めて書籍の中身を確認して、これはお勧めできるものを厳選しました。
教養科目編と専門科目編の2回に分けて、まとめてご紹介していきたいと思います。
今回は、教養科目を取り扱っていきます。次回は専門科目をご紹介します。
専門科目をご覧になりたい方は、こちらをどうぞ。
数的処理
9月の時点では
第1章分野の基礎固めの参考書を読む→その分野の過去問演習
第2章分野の基礎固めの参考書を読む→その分野の過去問演習
を1日3、4時間を週5日程度続けて行きました。
まるまる一周したら、次は、過去問のみを最初から解く作業を行いました。どの科目にも言えることですが、演習(過去問)に力を入れていました。
数的処理は、①数的推理、②判断推理、③資料解釈の3分野分かれています。
①数的推理
小中高の算数、数学です。
ほとんど過去問演習しかしていませんでした。過去問を毎日1、2問コツコツと解いていました。
②判断推理
判断推理は私の中ではとても苦手意識がありました。
ほとんど解き方を覚えましたが、本番でも全く解けず、足を引っ張り続けた分野です。
過去問の問題自体をそのまま覚えてしまったため、応用が効かなかった印象です笑
過去問を覚える感覚というより解き方を覚える感覚が大事です!
どうにもこうにもできない場合は、あまり時間をかけ過ぎ無い方がいいのかも笑
私はあまり点数が伸びなかった科目です…
③資料解釈
点取り問題です。時間があれば解けます。
毎日コツコツ1問ずつでも解けば、解答時間は短縮していきます。
落ち着いて解けば1点もらえますから、本番では捨て問にしない方がいいです。
過去問
現代文
文章理解は、基本的に基礎固めをせず、過去問演習から始めていいと思います。
何度も解いていくうちに、正答率や解答時間が短縮されていきます。
毎日、1問以上は現代文を解きましょう。
毎日解いているにもかかわらず、なかなか思うような結果が伴ってこないという方は、基礎固めの「公務員試験 文章理解 スピード解説」を一読してみても良いかもしれません。
「公務員試験 文章理解 スピード解説」は、文書理解の特有の解き方を頭に定着させるために使用しました。
過去問を使った丁寧な解説により、抑えるべきポイントが分かりやすく書かれています。
文章理解は、その名の通り文章の主張を捉えられているかどうかを測る試験科目です。
問題文を一読して、いかにその文章の言いたいこと、ポイントが抑えられているかが問われます。
慣れないうちは、過去問1問5分以上かかりました。しかし、直前期4月ごろは1問3分以内で解けるようになりました。
タイムは測るようにしましょう。
ちなみに本番の文章理解現代文の目標タイムは、1問3分以内といわれています。
過去問演習の問題ですが、文章理解英文同様、主に「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ」を解いていました。
毎日1問以上解いていると、2周目になり一度読んだ文章を解くことになります。
そうすると本文の内容を覚えてしまっている場合があるので、「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ」にあまり掲載されていない試験種である国家総合職教養試験の過去問を解いていました。
流れとしては、
公務員試験 新スーパー過去問ゼミ①
→国家総合職 教養試験 過去問500①
→公務員試験 新スーパー過去問ゼミ②
→国家総合職 教養試験 過去問500②…
ですね。 コツは、ざっくり読むこと!
細かい文で立ち止まらず、どんどん読み進めていきましょう。
文章理解は、主旨把握や内容合致ともに文章の趣旨をつかむことがポイントです。
過去問
英語
公務員試験の英文のレベルは、大学入試センター試験レベル~中堅私大レベルだと思います。
大学受験でセンター6割以上とれていた方は、単語帳をサラッと読んですぐに過去問演習に入ってもよいと考えます。
高校時代、英語が苦手だった方は、 速読英単語1必修編の単語をマスターしてから過去問演習に入ると比較的スムーズに解いて行くことができると思います。
文法が完璧でなくとも、英単語を拾っていけばある程度文章の意味は分かるようになっていきます。
何よりも公務員試験の英文になれることが大切です。毎日1問は必ず、過去問を解きましょう。
何事も長続きしない私ですが、数的処理と文章理解だけは、毎日1問は必ず解きました。
おかげで、本番は文章理解の英文で点数を確実に取れたため、他の科目が悪くても無難な点数が取れました。
最初のうちは、英文に触れるのが久しぶりであったこともあり、過去問1問10分以上かかりました。
しかし、直前期4月ごろは1問6分以内で解けるようになりました。タイムは測るようにしましょう。
ちなみに本番の文章理解英文の目標タイムは、1問4分以内といわれています。
私は、どうしても4分を切れず、本番では英文1問は、解かずに適当に3番をマークし飛ばして時間調整をしていました(笑)
過去問演習の問題ですが、主に「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ」を解いていました。
毎日1問以上解いていると、2周目になり一度読んだ文章を解くことになります。
そうすると本文の内容を覚えてしまっている場合があるので、「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ」にあまり掲載されていない試験種である国家総合職教養試験の過去問を解いていました。
流れとしては、現代文と同じく、
公務員試験 新スーパー過去問ゼミ(1周目)
→国家総合職 教養試験 過去問500(1周目)
→公務員試験 新スーパー過去問ゼミ(2周目)
→国家総合職 教養試験 過去問500(2周目)…
ですね。
公務員試験の英文問題は、選択肢を先に読み、英文の内容を大まかに把握し、本文を読んでいく方法をとっていました。
30秒ぐらいで問題の選択肢を読み、残りの時間で本文を読みます。
コツは、ざっくり読むこと!
細かい文法で立ち止まらず、どんどん読み進めていきましょう。
極論を言ってしまえば、本文の内容をしっかりと理解していなくても正解選択肢を選ぶことができれば良いのです。
単語
文法
過去問
日本史
日本史も他の人文科学や自然科学同様、昨年出た分野が今年も立て続けに出題される可能性が低いです。
昨年出題された分野は、勉強しないといった勉強分野の絞り込みを行うと良いでしょう。
日本史も問題集をあまり回さず、参考書を眺め暗記していました。
日本史は、似たような名前の人物名や似たような名前の事件が多くあります。
特に平安時代の藤原政治などです。
似たような事例について違う点、同じ点に着目しながら覚えていくとより効果的に記憶が定着しやすいです。
過去問
地理
地理は、出題数が少なく、教養科目なので得点割合も低いです。
その割に、比較的出題範囲が広いです。
すでに高校で地理を習った方や旅行好きな方で地理が得意な方は、他科目の勉強の息抜きに地理を勉強するといった方法もとることができるかもしれませんが、そうでない方は費用対効果の悪い科目といえるでしょう。
重要科目と重要科目の間の時間に気分転換として生物の参考書をぺらぺらと読んだり、昨年出た分野は今年出る可能性が低いからやらないといったように、あまり力を入れすぎないようにしましょう。
しかし、文章理解や数的処理で点数が取れないから暗記系科目でその分を補いたいという方は、少し力を入れて取り組む必要があるかもしれません。
教養科目の自然科学や人文科学の問題は、昨年出た問題がまた今年も出るという可能性は、少し低くなるといえます。(絶対とは言い切れませんが(笑))
ですから、昨年やそれ以前の問題をチェックして今年は出ないだろう問題や、今年は出るだろう問題は、予想して、捨てる分野や重点的に学習する分野を絞ることも効率的な勉強方法ではないでしょうか。
過去問
思想
思想は、範囲が狭くキーワードを抑えればとける問題が多いため学習しておくことをお勧めします。
社会学や政治学とも内容が被るため、政治系科目の復習にもなります。
ということは、勉強の仕方も、政治系科目と同様に用語のキーワードを抑えることが大切です。
本番の試験でもキーワードの組み合わせ問題が数多く出題されます。
過去問
化学
私は化学をすべて勉強しませんでした。
なぜなら、高校時代は化学を勉強していなかったからです。化学の中でも暗記すれば問題を解くことができる分野のみを勉強していました。
つまり、計算がある化学式を取り扱う分野はすべて捨てていました。
自然科学や人文科学は、昨年出た分野が今年も立て続けに出題される可能性が低いです。
昨年出題された分野は、勉強しなといった勉強分野の絞り込みを行うと良いでしょう。
化学に限らず自然科学は、問題集をあまり回さず、参考書を眺め暗記していました。
用語や数字を覚えるだけといった分野もあります。
そういった分野は地道に覚えていくしかありません。
ただ闇雲に覚えていても頭に定着しづらいので、似たような事例とな違う点、同じ点に着目しながら覚えていくとより効果的に記憶が定着します。
過去問
生物
国家一般職では、1問。国家専門職では1問出るかでないか。
裁判所一般職は1問出ます。
地方公務員は1から2問程度出題されます。
つまり、生物は出題数が少なく、教養科目なので得点割合も低いです。
重要科目と重要科目の間の時間に気分転換として生物の参考書をぺらぺらと読んだり、昨年出た分野は今年出る可能性が低いからやらないといったように、あまり力を入れすぎないようにしましょう。
しかし文章理解や数的処理で点数が取れないから暗記系科目でその分を補いたいという方は、少し力を入れて取り組む必要があるかもしれません。
教養科目の自然科学や人文科学の問題は、昨年出た問題がまた今年も出るという可能性は、少し低くなるといえます。(絶対とは言い切れませんが(笑))
ですから、昨年やそれ以前の問題をチェックして今年は出ないだろう問題や、今年は出るだろう問題は、予想して、
捨てる分野や重点的に学習する分野を絞ることも効率的な勉強方法ではないでしょうか。
過去問
時事
時事は、範囲が膨大であるため、どこが出るかは運次第です。
何年も前から新聞やニュースをチェックしておくことが理想的ですが、私はどうでなかっため「速攻の時事」をを読みこむしかありませんでした。
本書には本番の予想問題が出題されているため、最低限ここで掲載されているものは抑えておきましょう。