公務員試験の面接対策で欠かせないのが、想定問答集を作成することです。
公務員試験は、面接の時間がそこまで長時間にわたることがないため、面接官からの質問数が限られてくることから、面接官が「これだけは質問したい」と考えられる質問を予想することがある程度出来ます。
そのため、各試験種ごとに想定問答集を作成することは、公務員試験の面接対策において非常に効果的なのです。
ぜひ、公務員試験の面接対策として想定問答集を作りましょう。
想定問答集の例として今回は、国税専門官を取り扱っていきます。
想定問答集の作成法
国税専門官の面接は、基本的に面接カードの質問から聞かれます。
国税専門官の想定問答集の作成法は、面接カードにある質問を軸に、その質問から派生したような質問を考えていくと効果的だと思います。
私の経験上、実際の試験で面接カードの内容が全く聞かれないことはありませんでした。
国税専門官の想定問答集
以下は、私が実際に作成した想定問答集です。
いくつかの質問に対しては、私オリジナルの回答例をご紹介します。
私が、説明会に何度も参加して得た経験もとに考えた回答例もありますので、参考に自分の回答を考えてみて下さい。
国税専門官に関する理解を問う質問も聞かれるケースがありますので、回答を自分で考えるうえで、以下の記事も参考にしてみて下さい。
【業界研究シリーズ】国税専門官編① – 合格者が語る公務員試験対策法
【業界研究シリーズ】国税専門官編② – 合格者が語る公務員試験対策法
面接官:志望動機を教えてください。
受験者:(例)はい、国税局の説明会を通じて、、、
税務署訪問を通じて、、、
面接官:なぜ法人課税部門を志望しているのですか?
受験者:(例)はい、法人課税部門では、担当する納税者の方が会社の社長や役員など私の親とと同じような年齢層の方であることが多く、知識や経験も豊富な方々とお話しする機会がたくさんあると説明会で職員の方から教えていただきました。そのような方々と税務調査では対等に話を進めていくために、日々勉強しなければならないことも同時に多く、その分、やりがいや自分が納税者に説明し、理解してもらえた時は達成感を感じることができると思い志望しています。などなど…
面接官:法人課税部門ではどのような勉強をすると思うか?
受験者:(例)はい、法人税課税部門の職員さんにお話を聞いたところ、新聞には載らないような詳細な企業情報を収集する必要があるとおっしゃっていました。毎日、業界新聞等を読むとともに、自ら会社に足を運んで、社員や物品を自ら見聞きし勉強していきたいと思います。等々…
- 面接官:なぜ調査官なのか?受験生:
面接官:悪質な納税者には、どのように調査を進めるか?
受験者:(例)はい、自分の言い分をまず押し付けるのではなく、
- 1.
はい、私の中で最も印象的だったのは、
- 2.
はい、納税者の話に親身になって耳を傾け、納税者に対して難しい専門的な用語をわかりやすく説明する姿、そしてアルバイトの私を指導してくださった若い職員の方が丁寧に仕事を説明してくださったことが印象的でしした。そのほかにも、上司の職員がいつも優しく声をかけて気にかけてくださることをよくあり、この職場で働きたいと強く感じました。
面接官:あなたが学生時代印象的だったことを教えください。
受験者:
面接官:具体的にどんなことをしたの?
受験者:
面接官:その中で大変だったこと、つらかったことはある?
受験者:
面接官:意見が分かれて、もめたりするようなことはなかった?
受験者:
面接官:どのようなことでもめた?
受験者:
面接官:その時あなたはどのように対処した?
受験者:
面接官:その結果何を学んだ?
面接官:それをどのように国税の職場でいかす?
受験者:
面接官:その経験を税務署の業務にどのようにいかす?
受験者: (例)税務署での納税者に対する相談、指導、
相談、指導、調査をする中で、
面接官:ところで国税は転勤がありますが、新しい環境になじむために心がけていることはありますか?
受験者:
面接官:自己アピールをして下さい。
受験者:
面接官:クレームはなかった?例えばどのようなこと?
受験者:
面接官:そこから何を学んだ?
受験者:
- 面接官:あなたの自己PRを国税の職場でどのようにいかす?
- 受験者: (例)はい、納税者に対する相談、調査、指導にいかします。納税者に理解してもらうためには、
納税者との信頼関係が必要であるため、信頼関係を築くために、 まずは納税者の話によく耳を傾け、汲み取った上で説明し、 理解をしていただけるよう努めます。 - 説明会で、どの課税部門であろうと、相談や調査は、
まず相手の話を聞き取ることから始まるとお聞きしました。 - 信頼関係がないと納得してもらえないので、
自分の言い分をまず押し付けるのではなく、まずは納税者がどのようにしてほしいか、 何を訴えて私自身に話しているのかを、私の傾聴力を活かし、 先入観を取り去った上で、聞き取り、解決策やこちら側の主張、 対応を伝えます。そうすることで、納税者の考えを汲み取り、 納税者との信頼関係を築くことで、相談、 調査に貢献できると考えます。等々… - 面接官:
もし窓口で納税者が怒鳴り込んで来たらどのように対処する?納得してもらえない時はどうする? - 受験者: (例)はい、まずは、
その納税者の方の主張を全て聞き取ります。 その上でこちら側の主張や考えを分かりやすい言葉で噛み砕きなが ら、伝えます。 - 苦しい状況でも正しく納税されている納税者ことを伝え、
納税する意味を理解してもらえるよう説明します。 - 納得してもらうためには、正当性を示すために裏付けられる証拠を突きつけ、
それでも納得してもらえない場合は、自分の力不足なので、 上司に、現状を相談し、 助言やアドバイスをいたただけるように努めます。等々…
面接官:趣味は?
受験者:
面接官:その趣味は、どのくらいやっているの?
受験者:
面接官:特技は?
受験者:
面接官:その特技どうやってやるの?その特技をするとき、注意すべきポイントは?
受験者:
面接官:面接カード以外の自己PRはありますか?
受験者:
面接官:最後に何か一言あればどうぞ
面接官:
面接官:質問があればどうぞ
受験者:(例)今後、どのようなスキルを見つければ、職員の仕事として役立てられますか?
面接官の方が仕事をしていて嬉しかったことを教えて下さい。などなど…