私の就活は公務員試験100%と言っても過言ではありません。
正確には公務員95%、民間5%と言ったところ。
民間の5%というのも、大学3年時、夏期インターンを3社参加させて頂いた程度です。
しかも1dayインターンのみ。
大学3年の9月後半以降においては、民間企業にエントリーすらしておらず、大学4年の8月にある官庁から内々定を頂くまで公務員試の試験勉強しかしていませんでした。
私の周りで公務員を一緒に目指していた人を見ると、私のような公務員試験専願組が6割、民間併願組が4割といった印象です。
その民間併願組の人たちも公務員の試験勉強に追われ、受けた民間企業は1、2社という人が大半でした。
民間企業のエントリー数は、正直、自分がどの程度公務員の志望度が高いかによると思います。
当時、私は周りと比較しても公務員の志望度が高い方ではないかと思っていました笑
その分、受験できる官公庁はたくさん受けにいきました。
私は、民間企業の採用面接を受けていないため、公務員試験の面接試験と比較することが難しいところではありますが、民間企業との併願をしていた友人の話を聞くと、民間企業の方が面接の回数も多く、難易度が高く感じたと言っていました。
公務員に求められる要素と民間企業の社員に求められる要素は、全く同じではありません。
中には異なる点もあります。
一概にどちらの面接試験が難しいとは言えませんが、民間企業は、面接試験の比重が公務員試験に比べ圧倒的に大きい企業が大多数です。
そうした点も影響して、私の友人は、民間企業の方が面接試験の難易度が高く感じたとも言っていました。
公務員試験のみを受験するメリットは、筆記試験、論文での点数が高くなる、公務員の官庁研究に時間を取れる等があります。
一方で、民間企業を併願するメリットもあります。
民間企業を併願することで、面接に慣れ、公務員試験の面接対策にもなります。
近年、多くの公務員の試験種で面接試験の配点を高くし、人物重視の傾向が高くなっています。
自治体によっては、筆記試験が民間企業の筆記試験と同じレベルであったり、SPI等の同じ試験を導入しています。
市町村では特に筆記試験の配点割合が低くなり、面接試験の配点割合が高くなってきています。
(逆に都道府県、国に上がっていくほど筆記試験の配点は高くなる傾向にあります。)
民間企業と公務員試験を併願している受験者のための環境整備が進んでいます。
さらに、その民間企業から内定をもらえた場合は、就職先があるという精神安定剤になります。
公務員試験の特徴の一つとして、内定通知の時期が民間企業と比較して遅い傾向がある点です。
早い段階から内定を獲得することで、多少は精神的に楽になるかもしれません。
公務員試験の筆記試験対策における進行状況に関して余裕のある方は、民間との併願をしてみても良いのではないでしょうか。
公務員試験を経験した一人として、民間企業の就活とどう折り合いをつけたかといいますと、冒頭に述べました通り、私は完全に公務員専願でした。
民間企業も公務員も共に落ちてしまうという事態に陥りたくないという思いが強くあったため、私はこのような選択をしました。
筆記試験対策に余裕がなく、企業に提出するエントリーシートを書くことや面接試験に時間をとられてしまっては、公務員試験を乗り切ることができないだろうという判断です。
こうした考えのもと、私の場合は公務員の志望度が高く、専願という選択肢を取りました。
しかし、民間との併願をするかしないかはどちらが良いというものではありません。
民間企業の志望度や公務員に対する志望度に寄ります。
自分の志望先と相談して決めることが最善策だと思います。
これから私が経験した公務員試験の体験を中心に投稿していきます。
よろしくお願いいたします。