専門記述の知識は、基本的に専門択一の勉強がベースになってきます。
普段の専門科目の学習をしっかりと取り組んでいれば、専門記述試験で恥ずかしくない点数を取ることができると思います。
専門記述は、専門択一と異なり、記述形式で解答するため、文章を書く練習をある程度しておく必要があります。
この記事と併せて、下記の専門記述の採点基準について紹介している記事を読んでおくことをお勧めします。敵を知ることで、対策を講じやすくなると思います。
専門記述の書き方
1.問題を熟読する
どのようなポイントを押さえなければならないのか、採点者が要求している要素を理解する。
2.論点をつかむ
問題のポイントを理解し、論点を書き出す。
3.解答の骨組みをメモする
論点に着目して、必要な要素を論理的に並べていく。
4.答案を書く
骨組みをベースに、文章を書いていく。
5.見直す
誤字脱字がないか確認する。
読みやすい文章にするために
①接続詞を効果的に使う
段落が変わるごとに、接続詞を使って段落ごとのつながりをよくするといいです。
接続詞が挿入されていると、次の文章の内容が予測しやすくなり、読みやすい文章になります。
②ひとつのテーマごとに段落分けをする
まとまりのある文章になり、すっきりとした印象になります。
③一文を短くする
長々とした文章は読みづらくなってしまいます。
④具体例を多用しない
具体例は連発してしまうと読みづらい文章になってしまいます。
⑤不用意な言いかえはしない
余分な文章を書いてしまったり、不用意な言いかえをしてしまうと、くどい文章になってしまいます。
⑥主語と述語の関係がはっきりわかる文章に
主語と述語の関係が破綻していると、文章の意味が分からなくなってしまいます。
専門記述の学習法
専門択一の勉強をしているとき、専門記述の論点になりやすい単元を見つけた場合、一歩踏み込んだ知識を習得することを心掛ける必要があります。
普段の専門択一の学習段階で、一歩踏み込んだ知識の定着を心掛けるようにすると学習効率がアップします。
専門記述だけでなく、専門択一の対策にもなり、一石二鳥なのです。
①出題されるであろうテーマを絞る
過去の出題テーマから今年出題される可能性が高いテーマを絞り込んでいきます。
②キーワードを論理展開の順番で並べ、メモ帳を作る
専門択一で使っている問題やテキストから、その過去問題で要求されているであろうキーワードやポイントを抽出します。
専門記述試験は、専門択一の勉強をしっかりしていれば、対処することができます。
抽出したキーワードやキーセンテンスをメモ帳に記入します。
メモ帳の記入は、キーワードの順番に注意して書きましょう。
本番の試験会場にはこのメモ帳を持っていきました。
③メモ帳をもとに文章を組み立てる
メモ帳にあるキーワードやキーセンテンスをもとに、
論理展開を考えながら文章にしていきます。