公務員試験を意識している人のうち、公務員試験がどのような手続きや選考を経て、合格までのいたるのか、その受験するまでの流れや受け方などを知りたいと考えている方がいらっしゃるかもしれません。
今回は、そうした公務員試験の全体の流れを知りたい方のために、簡単な受験・合格までのフローをご紹介していきたいと思います。
受験スケジュールと採用までの流れ
①各官庁独自の説明会、インターン(〜4月)
年間を通じて全国の国税局、大学や資格予備校等で随時開催されています。予約の有無は、説明会ごとに異なるので確認をする必要があります。
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②インターネットによる受験申込(4月上旬)
毎年、4月上旬ごろが受験申込期間です。申込期間は数日しかありませんので注意が必要です。
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③第一次試験(6月中旬)
1日をかけて、筆記試験(教養試験と専門試験)と専門記述試験が行われます。
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④第一次試験合格発表(7月中旬)
筆記試験(教養試験と専門試験)の合計から合否が決定されます。
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⑤一次試験合格者向け説明会
一次試験合格発表後に各国税局が行う業務説明会が開催されます。現役職員の方にお話を聞くことができる良い機会ですので是非参加して下さい。
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⑥第二次試験(7月下旬〜8月上旬)
国税局職員と人事院職員から構成された面接官による面接試験と身体検査(簡易的な健康診断のようなもの)が行われます。
私が経験した第二次試験の内容は、以下の記事で詳細にご紹介しています。参考にして下さい。
【合格体験談】国税専門官の面接 – 合格者が語る公務員試験対策法
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⑦最終合格発表(8月下旬)
結果は、1次試験(教養試験と専門試験)と2次試験(面接試験と専門記述試験)の合計で決
定されます。
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⑧採用面接(8月下旬)
最終合格発表日と同日か次の日に、行われることが多いです。面接の結果がよければ、その場で内々定をいただけるかもしれません。
私が経験した採用面接の内容は、以下の記事の中でご紹介しています。参考にして下さい。
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⑨採用内定(10月1日)
採用面接または採用面接後に内々定を頂き、10月1日に内定通知を受けます。
注意点とポイント
まず1番注意していただきたいのが、受験申込日です。人事院から2月には発表されると思うので、必ずチェックしておいて下さい。
その次に各試験日程の開催日時です。そこは、そうそう忘れることはないかと思いますが、受験日はある一日と決まっていますので注意してください。
最後に説明会には極力参加するように心がけてください。上記2点ももちろん大事ですが、説明会の参加も強く勧めます。
毎年、各地で公務員の業務説明会が開かれ、同じ官庁が何度も開催します。できれば全ての回の説明会に参加することをおすすめ致します。志望度の高さと採用担当者に名前を覚えて貰える良い機会です。
また、面接ネタの一つになるかもしれません。
私も様々な試験種の志望動機を考える上でこの説明会が役立ちました。
公務員の仕事のイメージが湧き、様々ある公務員の試験種から自分が第一志望とする試験種が見つかるかもしれません。
人事院が公表している国家公務員の業務説明会やセミナーをご紹介している記事を掲載します。
二次試験(人物試験)と採用面接の関係
受験する局によって差異はありますが、二次試験の結果が採用面接に大きく影響するように思います。極端な事を言ってしまえば、採用面接は、形式的なものであり、二次試験の結果で採用されるか否か決まってしまうというものです。
冒頭に申し上げましたが、受験する国税局によりこの性格は異なります。
ある国税局では、採用面接において、二次試験で話した内容の簡単な確認程度の雑談で終わり、その場で内々定をもらった友人もいました。
一方で、別の国税局を受験した友人は、採用面接においても二次試験と同じように真剣な面持ち面接をしたと言っていました。
採用する国税局によって事情は、多少異なるようです。
いずれにせよ、二次試験の結果は、最終合格にも大きく影響する重要な試験ですから、気合いを入れて取り組みたいものです。
二次面接後の電話について
二次面接を終えた後に、面接試験を受験した国税局から電話がかかってくるケースがあります。
電話の主な内容は、二次面接の評価について(電話がかかってくるということは大体高評価をしているという内容です)と採用面接の試験日程の確認、採用面接に来てほしいとの案内です。
二次面接後に電話がかかって聞くるということは、二次面接がうまくいったことを示唆していると思われますが、そのことについて私は半分賛成、半分反対です。
なぜなら、私は採用面接まで一度も国税局から電話がかかってきませんでしたが、二次試験の面接は高評価を頂き、採用面接の中で内々定をいただけたからです。
一方で電話が来たにもかかわらず、二次試験の面接の評価はCで、採用面接では内定をもらえなかった友人がいました。
電話が来た来ないであまり一喜一憂しすぎないようにしましょう。