筆記試験が終わると、面接試験まで約1ヶ月。
ということは、この1ヶ月間で面接試験の対策をしなければなりません。
この期間を十分と感じるか、不十分と感じるかは人それぞれ違うと思います。
私は、不十分であると感じました。
なぜなら、筆記試験が終わるまでそれらしい面接対策をしていなかったからです。
筆記対策と並行して、自分の強みや学生時代力を入れたことをしっかりとエピソードと一緒に用意していれば、筆記試験後に焦らなくてもよかったのではないかと反省しています。
ただ、そんな面接対策をやっていなかった私でも、この1ヶ月の間で全力で対策をすれば、最終合格できたのです。
対策あるのみです。
ではこの筆記試験後の1ヶ月、私がどのような対策をしたのかを今回ご紹介させていただきます。
①自己分析をする(個性を見つける)
自分の「強み」、「弱み」、「特性」、「興味」、「趣味」、「特技」
最低限、1つずつは見つけます。
ここで大切なのは、人と比べてはいけません。
見つける方法は、過去の自分の行動を振り返ることです。
できれば中学から大学まで。
そこで、自分の個性が活きた体験を思い出して下さい。
これらをすべて実際に体験したエピソードを交えて説明できるよう、書き出して下さい。
(私は、サークルやアルバイト等の体験をもとに説明しました。)
私は、スマートフォンのメモ機能を使って、
自分の体験を思い出すたびにすぐに書き込むようにしていました。
②自己PRを作成する
①で書き出した自分の個性を元に自己PRを作成します。
自己PRの書き方は、これと言って決まったものはありません。
テンプレートを使ってそれに当てはめるという形をとってしまうと作り込んだ答えになってしまいます。
飾りすぎもよくありません。
ただし、何もしないでは対策とは言わないので、私が実際の面接において、面接官の印象が良かったと思ったことをご紹介していきます。
1.最初に必ず自分のPRしたいことを言う。
まず最初に質問の答えを言うこと!
2.次にその強みを裏付けるエピソードを言う。
3.エピソードの中に自分が主体的に行動した何かを入れる。
4.周りと協力して行ったものを含める。
5.数字やデータを入れると説得力が増す。
私の体験から、この5点に気をつけて自己PRを作成すると面接官からの印象を良くなると思います。
③趣味、特技をさがす
趣味と特技をそれぞれ見つける必要があります。
趣味は、気分をリフレッシュできるもの、ストレス解消のために行なっているものが、面接官からのウケもよく好印象だったように思います。(例、バレー)
特技は、その名の通り自分の特別な技です。
何が言いたいかと言うと、趣味との違いです。
テニスは、趣味ではありますが、特技ではありません。テニスは技ではありません。
特技と言えば、例えばテニスのサーブです。
④志望動機を作る
①で考えた自分の個性をもとに志望動機を考えていきました。
ここで志望動機を考える材料となるものが業務説明会です。
業務説明会に一度も行っていない人は必ず参加した方が良いと思います。
筆記試験後に業務説明会を行っている試験種もあるため、ぜひその説明会には参加しましょう。
業務説明会で聞いた業務内容、官庁の特性と①で考えた自分の個性との接点を見つけ、自分ならではの志望動機を作りました。
ポイントですが、
自分が実現したい将来の目的を掲げ、その目的を実現する手段としての仕事として公務員を志望するという軸を作れば、魅力的な志望動機になります!
⑥自分の印象を磨く
友人と協力して面接の質問を本番の如く出し合い、
ビデオカメラで表情や仕草、声のトーンを記録しました。
友人が不在の時は、鏡や1人でビデオカメラを使い自分の表情を確認しながら面接の受け答えを練習しました。
声は大きく、トーンは高め、口角を上げてハキハキ話すことを心がけました。
正直、公務員の面接試験は、これが一番大事だと思います。
面接で何を言ったかも大事ですが、
雰囲気や仕草、顔の表情が最も重要な評価対象であると考えています。
なぜなら、公務員は究極のサービス業であるからです。
現に私の友人2人がほとんど同じ内容を面接で話していましたが、1人の友人は面接試験を通過し、もう1人の友人は面接試験で落ちてしまいました。
その2人は筆記試験の点数も同じであったため、面接で合否が分かれたと言えます。
同じ内容を話したにも関わらず、面接の評価が分かれたということは、
受験者の印象が合否を左右したという一面があると思います。
⑦勝負は、扉を開けて「失礼します!」の一言
扉を開けて「失礼します!」と言って入室した時の印象で面接の7割以上は決まってしまうという覚悟で臨みました。
声は大きく、トーンを上げます。
顔の表情も明るく元気に言うよう意識していました。
この心がけだけでかなり違います。
簡単ですが、以上が私が行っていた主な面接対策です。
1ヶ月間に様々な試験種の面接対策をしなければいけないので大変かもしれません。
ですが、どの試験種も志望動機を少し変えるだけであとは同じです。
自分に自信を持って堂々と面接試験に臨んでください。
根拠のない自信が大切です。
冒頭にもお話ししたように
6、7月に一次試験(筆記試験)を終え、7月から8月に行われる二次試験(面接試験)まで約1か月間あります。
つまりこの1か月間が公務員試験受験者における面接対策期間です。
1か月しか準備ができないため、面接に自信がない方は今の時期から面接で話すネタをつくる、もしくは考えておく必要があります。
私も11、12月あたりから、大学のゼミ、サークル活動、アルバイトで周囲と協力して目標を達成した、課題を解決した等エピソードを頭の中で整理しノートに書き起こしていました。
勉強の合間や電車の通学時間を活用にて少しづつ考え見るのも良いかもしれません。
多くの公務員試験の面接で聞かれる質問が、
「志望動機」「学生時代力を入れて取り組んだこと」「自己PR」「長所短所」などです。
このあたりの質問に対する自分なりのエピソードを、
1つの質問に対して1、2エピソード話せるようになることが理想的です。
全くイメージがわかない方は、以下のような面接対策本からイメージしてみてはどうでしょうか。
面接での文章の組み立て方やエピソードの作り方などが参考になると思います。
筆記試験が終わった6、7月から考えていては余裕がなく、十分な準備ができない可能性があるため、今の時期からネタ作りを始めてみてもよいかもしれません。